はじめに
こんにちは、ぴーかんです。多肉植物を育てていて、茎だけがひょろひょろと伸びてしまうことはありませんか。このような状態を『徒長(とちょう)』といいます。育て方を誤ってしまうと、茎がひょろひょろするようです。
今回は、徒長の原因と対策について解説しますので、よかったら最後までご覧ください。
徒長した多肉植物
実際に茎が伸びてしまった多肉植物を紹介します。下の写真に写っている左の鉢に植えられているのが茎が徒長した多肉植物です。ひょろひょろして、まっすぐ立っていられない状態です。竹串で支えているのがわかりますか。あまりにも伸びすぎたので多肉植物に松葉杖を持たせた感じになってしまいました。
ちなみに、右側の2鉢は、横浜にあるサボテンの専門店「カクタス広瀬」で購入した多肉植物です。これが本来の姿ですよね。

「カクタス広瀬」については、別の記事で紹介しています。下にリンクを貼っていますのでよかったらどうぞ。
多肉植物が徒長した原因
横浜の「カクタス広瀬」で多肉植物の茎が伸びてしまった原因について相談してきました。「カクタス広瀬」で購入した多肉植物ではなかったのですが、上の画像の右の2鉢を買ったついでだったので、快くアドバイスを頂けました。
結論からいうと、多肉植物が伸びてしまった原因は、日陰で育てたことによるものです。
思い出してみると、確かに「屋外に出して、多肉植物を日に当てるように」と購入した店の店員さんに注意を受けていました。せっかくのアドバイスだったのですが、多肉植物を部屋の中に置きっぱなしにしたのがまずかったようです。
「カクタス広瀬」で詳しく聞いてみたところ、「多肉植物は、日が当たらない場所に置かれると自ら日当たりの良いところを求めて伸びる性質がある」とのことでした。もうちょっとこまめに日に当てていたら、ここまで伸びなかったんでしょうね。
サボテンや多肉植物は1日のうち、前半の日照を好みます。 そして西日を嫌うところがあるので、午前中できるだけ早い時間から、概ね15時くらいの間に日光が当たる場所を選んでください。
引用元:カクタス広瀬
ここで注意していただきたいことは、「室内よりも戸外に置く」のがおすすめです。
しかも「夜も戸外に置いたまま!」ということです。
サボテンや多肉植物は本来、自然の原野に生きている植物。風通し(大気の流れ)をとても好みます。
また先の原産地の様子でも述べましたが、昼間と夜間の気温の差が大きいほうが喜ぶので、凍結の心配がない限りは戸外栽培をおすすめします。

今回は、日当たりが原因でしたが、ほかの原因でも多肉植物が伸びてしまうこともあるようです。
原因① 日照不足
https://greensnap.jp/article/8328
多肉植物が伸びすぎてしまう原因のだいたいは日照不足によるものです。とくに日当たりのいい場所が好きな多肉植物は、日当たりの悪い所で育てると、光を求めるように茎がニョキニョキと生えていってしまいます。
原因② 水のやりすぎ
そもそも多肉植物は葉に水をためた植物です。ですので、水をあげ過ぎると葉ばかりが張りすぎて、茎は細く伸びていってしまいます。多肉植物は基本的に乾燥気味に育てるものが多いので注意しましょう。
原因③ 栄養のバランスが悪い
基本的に荒野や砂漠などの乾燥地帯に生息している多肉植物に、元肥以外に肥料や活力剤は不要です。いらぬ心配で肥料を与えたりすると、栄養バランスが崩れ、異常に発達してしまう可能性があります。
多肉植物を伸ばさないための対策
多肉植物を徒長させないためには、「多肉植物を日当たりのより場所に置く」ことが一番のようです。もともと日当たりの悪い場所で育てたことが原因なので、多肉植物を日当たりのいい場所に置くことが対策になります。
でも、どうしても多肉植物を室内に置きたいという人もいますよね。部屋の中にある方が癒されるという人も多いでしょう。そこで、部屋に置く場合の注意点を「カクタス広瀬」の店員さんから聞いたので紹介します。
結論からいうと、「多肉植物の置き場所を室内と屋外の交互にする」といいそうです。具体的いうと、「室内に3日間置いたら、屋外に4日間置くという具合にローテーションする」ことで、適度に日光に当て徒長するのを予防できるそうです。
いつも室内に何かしらの多肉植物がある状況を作りたいならば、多肉植物が3鉢以上あれば、ローテーションしても余裕があるでしょう。
カクタス広瀬のウェブサイトの『よくある質問』にも参考になることが掲載されていますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
仕立て直し
本に書いてあるのを見ながら伸びた茎を切って「仕立て直し」をしました。
徒長した茎を切って4日くらいは土に植えずに置いておき、その後茎の部分を挿して植えました。とりあえず今のところは順調です。これで再生して育つのだから不思議ですよね。人間にはない能力。

多肉植物がニョキニョキ伸びたので、茎を切って移し替えました。
— ぴーかん (@fargox6) September 5, 2021
暗い場所に置いていたのが悪かったようです。
日に当てるのが少ないと、日光を求めて背が伸びるようです。
多肉植物は再生できるのがいいですね。#多肉植物#茎が伸びた pic.twitter.com/CqGkS12Wko

最後に
今回は、多肉植物の徒長の原因と対策を紹介しました。
また、徒長してしまったとしても「仕立て直し」によって、新たに多肉植物を育てることができるので大丈夫です。
徒長を予防するためには、多肉植物の置く場所を室内と屋外とでローテーションすることがいいようです。
そして、育てた多肉植物は、記念に写真で残しておきましょう。小さい三脚があると便利ですよ。よかったら下記のリンクからどうぞ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント